PHILOSOPHIES

  1. 01

    「イヤーカスタマイズ」という醸造方針

    イヤーカスタマイズとは、製法や精米歩合を決めず、常にその年の最高の味を追求していくこと。その方針ゆえに、F1625では精米歩合が何%であるか、吟醸や大吟醸であるかどうか、などをお伝えしていません。過剰に米を削ったり、値段を上げるために大吟醸にするというマーケティングではなく、自然をリスペクトし、その年の米が最もうまくなるようにカスタマイズすることで、数字で飲むのではなく、その酒を五感で楽しむという飲み方を日本酒に取り戻したいと考えています。

  2. 02

    天の恵み「百年麗水」仕込み

    今年醸した酒であれ、その酒は百年の歳月を経ています。F1625の酒造りは類稀なる「水」への感謝からスタートします。それは霊峰白山の麓から百年の時をかけて蔵に湧き出る「百年麗水」。金沢大学の調査から、一世紀前に降った雨や雪が地中深く浸み込み、幾重にも重なった貝殻層をくぐり抜けることで、カルシウムやマグネシウムなど酒造りには欠かせない成分をゆっくり溶け込ませて、蔵に辿り着いていることが証明された正真正銘の百年麗水です。その奇跡的な天の恵みをいかした酒づくりをしています。

  3. 03

    四百年の伝統に裏付けられた醸造技術

    日本酒は、他の酒類より醸造工程が複雑で、高い志と技術力が要求されます。F1625は、およそ四百年続く老舗の酒蔵に受け継がれた奇跡の技と、最先端のバイオ研究から生まれた独自酵母による健全発酵醸造から生まれる酒のみをつくっています。もちろんその醸造は別の蔵に依頼するのではなく、すべて自分たちで徹底して管理する。そのこだわりから生まれる味わいは、日本酒の枠を超え、次元の違うレベルへと昇華されるのです。

  4. 04

    会員制、完全限定販売

    F1625の日本酒は、限られた方だけに販売しています。それは、究極の品質を目指して、徹底して素材を厳選し、心血を注いで造りに没頭し、搾り方に至るまでとてつもない手間暇をかけるため、極めて少ない本数しか醸造できないから。そして、その心を込めた1本を高値で売り買いされる方ではなく、本当に愛していただける方へ直接お届けしたいと願っています。それゆえ、現在は会員になっていただいた方だけにご案内をさせて頂いております。ご理解いただけますと幸いです。

  5. 05

    地球と未来に負荷をかけない

    新しいラグジュアリーとは、自然を愛するものだと思います。私たちF1625の包装は、これまでのような過剰な包装や派手な装飾を排除したごく簡素なものにしています。また、米の生産から流通までの経路でも二酸化炭素の排出削減にも取り組み、売上の一部を生産者の支援する活動にも充てています。酒米は日本酒の命。米の生産者が後継者問題に頭を抱え、彼らの平均年齢は上がり続けています。F1625として、少しでも課題解決の一助になれればと考えています。